1年に1度、主人の実家がある仙台への帰省をしてお墓参りをしてきました。
東北の震災で被害を受けて倒れてしまったお墓も多く
割れてしまった石の中を進むような状態でしたが
5年が過ぎた今年、昨年までとは違い、初めて震災の気配を感じないお墓参りでした。
三重県〜宮城県の間、東京で途中下車して
ずっと楽しみにしていた演奏会にも行ってきました。
世田谷美術館、140席余りの小さな空間で開催された
武満徹さんのピアノソロ作品全曲演奏会、
ピアニストは高橋アキさん。
2時間ほどの間、武満徹さんの音に包まれて幸せな体験でした。
人に肌の質感や髪質があるように、武満徹さんの響き、音質があって
音と音の間に流れる空気、時間がたまらなく好きです
コンサートの後、高橋アキさんと池辺晋一郎さん(大学で同級生だったそうです
武満さんが
「いつも次回作は前回とは全く違うようにするぞ、と思っても同じようになってしまう」
と、おっしゃっていたと話されていました。
同じで、違って、違って、同じで、
何が同じか‥‥
ぼーっと考えたりする時間でした。
コメント